黒龍Ⅱ









しばらくして
あたしの足を止めたもの。














「…え…」




それは、
目の前で血を流しながら
倒れているひとりの男。












「…竜聖っ!!!」









急いで駆け寄ると、





「…そ、ちょ…う」




苦しそうに
それでも笑顔を作る竜聖。








「…竜聖っ、」



そんな竜聖を見て、
溢れ出す涙。




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