サヨナラのしずく
結局、紹介できないまま1週間がたった。



そして、何故かあたしが授業をさぼってタバコを吸っていると毎回のようにオザワ君がくるようになった。



あたしたちはなんてない会話を少しするだけ。




「明日からテストだな」


「そうだね」




オザワ君はテストが嫌なのかため息をつきながら話してきた。




「勉強してる?」


「まあ、一応」


「高野さんはいいよね。頭いいし」




別によくはないんだけど、友達がいないからか休み時間まで勉強してると嫌でもそうなる。




「オザワ君は勉強してる?」


「しまくってる。進学希望だし」




あたしみたいに大人しく卒業できればいいと思っている人間とは違うんだ。




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