溺愛王子とヒミツな同居



「だから、3ヶ月っていう約束だったけど、1ヶ月くらい延びそうだから、その間まりやのことお願いしますって」



思ってもみなかった大翔君から伝えられた言葉に、信じられない気持ちでいっぱいだった。



3ヶ月だけじゃなくて、もう1ヶ月……大翔君と一緒にいられるの?



「俺はもうOKしちゃったんだけど、まりやが嫌なら……」



それを遮るように思いきり首を振って否定する。



嫌なわけない。



またこんな無茶なお願いをすんなり引き受けてくれるなんて、大翔君は優しすぎるよ。



嬉しくて涙を流す私に驚いた大翔君は、椅子から立ち上がって、向かいの席から私の隣の椅子に座った。



「2ヶ月の間またまりやと一緒に居られるな」



頬に手を当てて、親指で涙を拭ってくれる大翔君に思いきり抱き着いた。


< 432 / 437 >

この作品をシェア

pagetop