ゴッドネス・ティア

休日

「へぇ〜ここがケルサニオスかぁ…。
でっけぇ街だなぁ〜」


「はい。エルフで二番目に大きい街らしいですよ!」



ケルサニオスという街についた子供達は大きな街に興奮してはしゃいでいた。


大人一人は溜息混じりで三人を見つめる。


次の石、涙の石のある『魔女の村』に行くためにはこの街を抜ける必要がある。


有名な街なのでヒサノとアランが寄りたい!と駄々をこね、結局寄ることになったのだ。


最初はノリ気ではなかったレオナも街に入れば目を輝かせて二人のやんちゃっコのようにはしゃぎだす始末。



確かにここケリサニオスは年中賑やかで、老若男女共に仲が良いという噂が持ち切りな賑やかなところが好きな者にはオススメな街だ。


地面も石畳で、家も煉瓦作り、王都のつくりとよく似ている。


だが、静かな場所を好むスノーリアにとっては雑音と障害でしかなかった。




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