君と過ごした嘘つき時間
「拓馬ー、琴波ー!」

声がする方を向くと
何か雑貨店らしきお店の前に
立っている侑華の姿があった。

「げっΣ
また、何か変な店入ってっぞ、アイツ!

ちょっと、俺帰るわ(笑)」

と、あっつーが帰ろうとした時…

「どこ行くの?拓馬♪」

あっつーの肩を掴んで
ニッコリと微笑むその笑顔は

まさしく、悪魔の笑いだ!

「い、いやー、俺そろそろ帰らないと
親が心配するし…さ?」

「今は、両親二人共旅行でいないのに?」

「なっΣ
何で知ってるんだよ!?」

「うちを誰だと思ってるの?
こー見えても、あなたの幼馴染ですから(笑)」


うん、もういいや(笑)

二人の間に入りきれない(笑)

そう思いながら
少しずつアイスを食べながら
二人のやり取りを、観察…。
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