君と過ごした嘘つき時間
Chapter 2

再会




─────ザワザワ…

「きゃー!!!
琴波、おんなじクラスだよー♪」

「ホントだー!同じ3組だ。やったー♪」

侑華と2人でキャーキャー言ってると
誰かが、私達二人の頭を
後ろからくしゃくしゃっとされた。

振り向こうとした時に
後ろにいる人が、喋った。

「君達のクラスの、
一番上の名前…なんて読むの?」

「い、一番上?」

「拓馬ぁぁあああ〜♡」

「ぅわっΣ」

私が後ろを振り返った時には
侑華が、あっつーに抱き着いていた。

「あっつー?」

「よぅ!俺の事忘れられたら困るぜ…って、
侑華苦しい!!!」

「拓馬ぁー」

ぁらら(笑)



今の私は、
今日から通う天羽高等学校の
昇降口前のクラス分けの表を見ていた。

どーやら、三人また一緒のクラスみたい(笑)
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