ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話

千佳side









イケメン王子・石田潤への恋心に気づいてから早2週間。





「姫いる?」


「(神様仏様恵美様!!お願い、いないって言って!)」


「…ちょうど今、先生に呼ばれて職員室から行ったわ」


「……そっか。ありがとう」





いつもの王子様スマイルで去っていく石田潤を教卓の中から確認し、





「……ありがとう、恵美」


「どういたしまして」





私は立ち上がった。
あれから顔も合わせられず、昼休みにお弁当を持って行くこともできない日々が続いている。
そのおかげで毎日のように、私の教室に来る石田潤を、恵美に対応してもらっているのだ。





「千佳、このままでいいと思ってる?」


「だ、だって……」











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