アップル☆マジック♪プリンセス
『おい、スフィナ』


と、どこからか老人の声が聞こえた。


リアンが驚いていると、スフィナと呼ばれた家政婦がドアの近くの鏡を見て、


「村長......!!」


と眼を見開いて言った。


するとその鏡がユラユラと揺らめき、村長の気難しそうな顔が映し出された。


『スフィナ、その者をわしの部屋へ通せ』


「え、村長、何故......」


『いいから通せ』


村長の威厳をもった声に、スフィナは渋々といった感じで頷き、リアンを村長の部屋へと案内した。
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