アップル☆マジック♪プリンセス
「ムササビ......?」


――――じゃ、ない。


何故なら、『それ』はリアンが知っているムササビとは違っていたからだ。


ムササビとは、夜行性で、宙を舞って樹から樹へ飛び移る、大きな眼が可愛らしい動物。


しかし、今リアン達が見ている『それ』は。




毛は真っ白。


飛膜があるのは変わりないが、小さな手の先に鋭く大きな爪。


大きな尾をもち、その先は少し青く、キラキラと輝いている。


そして、アボットほどではないが、普通のムササビより結構大きい。


おそらく、リアン達2人ならギリギリ乗れるだろう。



「お、来た来た」


エルはそう呟くと、『それ』に向かって手を振った。
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