ハッピー☆ウエディング
30分程して、慶介は本当に会いに来た。
急いで来たのか、髪はまだ濡れたままだし、肩で息しちゃってるし。
その、慶介らしくない姿にあたしは思わずにへらと笑ってしまった。
慶介は、あたしのまぬけな顔を見てはぁ、と安堵の溜め息をついた。
「?」
きょとんとするあたしの瞳を覗き込む。
「・・・なんだ。泣いてるかと思った」
そして、眼鏡の奥で慶介が目を細めた。
「・・・だから、来てくれたの?あたしが泣いてるかと思って?」
「んー・・・?違うならそれでいい」
前髪にそっと手をやり、あたしから視線をそらしてしまった慶介。
まるで照れてるみたい。