LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
------彗か。

「ああ、そうだけど、

 何か用?」

-----高木柊さんって人お付き合いしてるんだってな。

「は?」

-----今日、会うことにしたよ。

「何?ちょっと本気かよ!」

-----お前が俺とコンタクトを取ることを拒むからから、

そっちで、対処させてもらうことにしたんだ。

何、悪いようにはしないさ、ちょっと頼みごとをするだけだ。

「ちょっと待てよ親父!」

-----心配するな取って食いやしない。

ちゃんと今日のうちに返すから。


「待てよっ柊は関係ないだろっ!」

プッ


「馬鹿親父、切りやがった。」

ここ数回にわたり何度も親父側から、コンタクトを取ろうとしてきたが、

僕はことごとく無視し続けた。

理由は分かっていた。

アイツはどうやら今度結婚するつもりらしい。


そして今までの過去を一掃して、身ぎれいになって

人生をやり直したいらしいのだ。




 
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