LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
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柊の白い肌がピンク色に染まる

香り立つ彼女に身体に唇を落としながら、

するり

首の裏側をそっと撫ぜると、

甘い声を漏らす

「ん...あっ」


「首、いいの?」


身体の隅から隅まで

知り尽くしているとつもりでも

時折見つけるこんな小さな発見が

僕の独占欲を満たしてくれる。


「愛してるって言って。」


「…愛してる。」


「もっと言って」


「愛してるよぉ……あき…ら……っ」


溢れくてる

空っぽだった僕の感情のカップに湧き出るように柊が溢れてくる。


出会った時抱いた君への想いは


きっと予感だった


愛し愛される予感


この予感が運命というなら、

それに導かれて今があるのだろうか。


ねえ柊、君に僕は溢れてる?


息も切れ切れに僕に答える君

君の中に熱を放ちながら

なおも高まる想いを

募らせる僕は、底なしで君を求めてる

もっと

もっと


君が欲しい、

君を愛したい。


















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