LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
「柊!」
「なあに?どうしたの?」
ふと過去に意識を飛ばしていた僕は、
急に我に返った。
馬鹿だな、僕はなんで、今頃過去に振りまわされてるんだ
いらないんだった
何にも。
柊がいればそれだけ
それだけでいいんだった。
柊まで巻き込んでなにやってんだよ。
変に意固地になる価値があるものか、
こじれていく前に気が付いてよかった。
守るべきものは此処にちゃんとあるのだから、
「柊。」
「うん?」
「ここへきて。」
スリッパをパタパタさせてやってくる彼女に、
両手を広げた。
「ええ?何っ?」
躊躇する柊に向かって、
更に重ねる。
「いいから来て」
顔を赤らめながら俺の膝にストント腰を下ろすと
ブツブツと
なんか呟いていたけど、
僕は無視してギュウっと抱きしめた。
そして彼女の背中に顔を押しつけながら、
「あったかいな柊。ずっと一緒にいてくれるよね。」
温もりがじわじわと熱をひろげて、
心のうんと深いところまで染み込んで行った。
欲しくても誰からも与えられなかった温もりは、
この愛しい人から
いくらでも得られる
「当たり前でしょ。」
柊の手は俺の髪を撫でながら
僕の心をとかしていく。
「なあに?どうしたの?」
ふと過去に意識を飛ばしていた僕は、
急に我に返った。
馬鹿だな、僕はなんで、今頃過去に振りまわされてるんだ
いらないんだった
何にも。
柊がいればそれだけ
それだけでいいんだった。
柊まで巻き込んでなにやってんだよ。
変に意固地になる価値があるものか、
こじれていく前に気が付いてよかった。
守るべきものは此処にちゃんとあるのだから、
「柊。」
「うん?」
「ここへきて。」
スリッパをパタパタさせてやってくる彼女に、
両手を広げた。
「ええ?何っ?」
躊躇する柊に向かって、
更に重ねる。
「いいから来て」
顔を赤らめながら俺の膝にストント腰を下ろすと
ブツブツと
なんか呟いていたけど、
僕は無視してギュウっと抱きしめた。
そして彼女の背中に顔を押しつけながら、
「あったかいな柊。ずっと一緒にいてくれるよね。」
温もりがじわじわと熱をひろげて、
心のうんと深いところまで染み込んで行った。
欲しくても誰からも与えられなかった温もりは、
この愛しい人から
いくらでも得られる
「当たり前でしょ。」
柊の手は俺の髪を撫でながら
僕の心をとかしていく。