LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
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「彗、明日何してる?」

「う~ん特に用事はないけど、
 柊何かあるの?」

「え、とね、友達が彗に会いたいって言うんだけど……」

「へえ。僕に?」

「嫌よねっ!いいの断ってくれて全然平気だから。」

「なんで、嫌じゃないよ。
 むしろ嬉しいっていうか、キターって感じ?」

「っプ、なによそれ?」

「だって柊、家族の話も友達の話もしてくれないからさ。
 まあ、しょうがないよね、ペットだから~」

上目遣いで私を見る彗は捨てられた子犬みたいだ。


「そんなんじゃないよ、ただ…」

ただ、と言って言葉を飲み込んだ。

そうなんだよね。

彗との年の差を恥ずかしく思う自分がいるから。
それってひどいよね。

「彗ごめん。」

彗は呆れた顔して笑う。

「もう、冗談ですって、
 マジで謝られたら凹むんですけど。」

「あっ…」

「ほらまた…

 いいんですよ。そんなの付き合うって決めた時から、
 覚悟してるし、
 ペットっていうかセフレから昇格しただけで本望なんですから。」

彗の優しさが私のいい加減さに鋭く刺さる。

「彗、あんた、Mだわね。」

「そうですね~柊限定ですけど。

 酷い目に合わされる度に愛は深くなりますよ。」

ぎゅうっと抱きしめられて

唇を重ねられる。

彗の深い愛情が私に流し込まれる。

深すぎて溺れそうだよ。

こんなに満たされているのにどこかで少しずつ漏れていく

幸せなのに、不安

ここのところの私は贅沢病なのかな。




















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