LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
でも、

難攻不落の彼女も、あの手この手の僕の攻撃に、

悪い気はしないらしい。

そして、ついにその日はやってきた。


彼女の部屋で鍋をという展開


食材を買いながら

柊の部屋へと急ぐ。


鍋の具を海鮮にするか、

肉系にするか

水炊き系にするか

田舎鍋風にするか

相談しながら買い物する

まるで新婚のようなシュチに浮かれながらも、

僕の頭の中は柊をだ抱くことばかりでいっぱいだった。


しかし、この日はそんな甘いことは待ってはいなかった。

そう、

『彼氏がいる』


そう言っていた柊の言葉は、嘘ではなかったと証明されたんだ。


嘘だと思っていたわけじゃなけれど、

現実には会ったことはなかったし、あまり存在を感じなかったから。


しかし部屋の前に、当然のようにたって待っていた男。


そいつを見た柊が、驚きと惑いの色を浮かべていた。

コイツが彼女の言っていた彼氏だと理解し、

僕はは浮気相手でしかない事実を認めざるを得なかった。






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