LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして

一度身体の関係を持っても、

柊はほかの女のように彼女面しない。

それどころか、他人のふり。

意識的になのか、僕との接触を避けている。

彼女がひとりで残業するところを狙って接触する。


「い、言ったでしょ。彼氏いるの。

 だからあの日のことは忘れるって。

 それにあの日は酔ってて…」



「だからなんですか?

 忘れてないじゃないですか。

 ちゃんと覚えて、

 こんなに動揺してる。」


「どど動揺なんてしてな…」


首筋から背中に指を差し入れると、

柊は小さく悲鳴を上げた


「ひゃあっ」


「ウソですね、汗かいてますよ。

 知ってますか人間嘘言う時は

 平常より体温が上がるんですよ。

 特に子供は、首筋から背中にかけて汗をかく。

 高木さんて意外に子ども?」


彼女は真っ赤になって拳を振り上げた。

なかったことになんかさせない

絶対モノにする。

そのために俺はこの会社に入ったのだから。


「高木さん、今日僕にお持ち帰りされてください。」


俺の誘いに簡単に首を縦に振らない柊

はあ、誰か攻略方知らないだろうか。


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