ねえ、君にもし、もう一度会えたなら。
゜·∴。°·∵。゜·∴。
「…じゃあ私、こっちだから。早瀬くん、ブルー、超癒されたよ!…ありがとね。サワー、また月曜!」
「……うん、じゃあね!」
キコキコと…自転車を漕いでいくみっちゃんを見送って。
残された…私と、早瀬。
「じゃ、私も。またね!」
夕日が空を染めて。
綺麗な…オレンジ色だった。
「あ、ちょっと待って。」
彼は自転車のハンドルを掴んで……
引き止める。
「……ナニ?」
夕日が、早瀬の顔も染めて。
愛嬌ある彼が…ますます可愛く見えた。
日は暮れようとしていても……
季節は、夏。
まだ外は……暑かった。
「コンビニ行きたい。」
「……うん?」
「近くにないから…乗せてって。」
「…………。…早瀬も自転車で行けばいいじゃん。」
「や、それじゃ意味ないんだよ。帰りながらアイス食いづらいし。」
「…………。」
「部活サボったから走りこまないと。」
「……じゃあ走ったら?」
「………。……そーじゃなくて…。」
「…………?」
「これでもちょっと、反省してる。余計なこと言ったかなって。」
「……何が?」
「だって、紗羽ちゃん達まで説教されたし…。自分のやり方、押し付けちゃったかなって。」
「……ああ、そんなこと?全然気にする必要ないよ。鞄は軽いし、気分良かったのも事実だし。」
「…………。それから、犬見に来るのだって。好きかもわかんないのに…、勝手言って。」
「……。……好きだよ?」
「……え?」
栗色の頭が、光に照らされて……。
キラキラして見えていた。
自転車に乗っている私と。
私を見下ろす…早瀬。
視線の高さが違うことに、妙にドキドキした。
「……好きって……、…犬?」
「え。……うん、以外に何かある?」
「「……………。」」
「……紗羽ちゃんの髪…、今特にサラツヤ。…好きだな。」
「………好きって……」
「……髪。以外に何かある?」
「「………………。」」