ナンパ男との恋〜総集編〜
「ほら、2人とも座って!
春菜も こっちおいで。
何があったのよ?」


心配そうに私の背中に手をやりながら顔を覗きこむ あかりさんの顔を見ていたら
ますます涙が止まらなくなり
そんな私の背中を 優しくさすりながら ただ泣き止むのを待っていてくれた。


そして、ようやく落ち着き・・・


たどたどしく
あった事を話し、今 ここに至るまでを説明した。


話を聞き終わると
少し黙り込み

あかりさんは 一言、


「輝樹、何か春菜にしなかった?」


「は?はぁ!?何で俺?
こいつら2人の事に
何で 俺が出てくんだよ!?」


「輝樹さぁ・・・・
あんた一体 どんだけ春菜と一緒にいるの?
春菜が意味わかんない事する時って
たいがい あんたが原因じゃなかったっけ?」



「そんなの今関係ねぇだろうが」



「いやいや、関係大アリだから。
目先の事ばっかで考えるんじゃなくって
もっと 周り見て考えなよ?
んで、何だっけ、そこのあんた」


「え、あはい・・」


「何で 春菜だったの?
あんたレベルだったら
お手軽な女すぐ見つかるでしょーに」


「・・・・・・・」



「まったく・・・・
あんた達 こんなに春菜怖がらせてさー
普通にありえないんだけど」



< 1,136 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop