ナンパ男との恋〜総集編〜
「あー、すいませーん。
じゃあ 春菜ちゃん
俺ん家行こうかー」

「え?・・・」

そう言うと
私の手を引っ張り
その場を後にした。


ズンズンと進んでいくジュンくんに


「ちょっ、ちょっと待って」


「ん?どうかした?」


「何、いきなり・・」


「何が?」


何が?って
明らかに 今のは
おかしい気がするんだけど・・



「あー、何で
あんな事言ったか?
何となく・・・
どうなるかなぁって思ってさ。」


「は・・・!?」


「自分の彼女が他の男と一緒にいるってのは どんな気分かなぁって。」


「えぇっと・・・それは・・・
もしかして
あそこにいたのは
輝樹が あそこを通るって分かってたっていう事?」


「ううん?分かるわけないじゃーん。あはは
ただの偶然だけど
おもしろそうって思って とっさに?あははは」


「とっさにって・・・・」


いまいち ジュンくんって
よく分からない人だ・・・


< 1,259 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop