ナンパ男との恋

「あの、写真いいですか?」

「いいわけねぇだろ。
うぜぇし」


・・・やっぱり。


「春菜、手」

「え、あ・・はい」


人目を気にせず

私と手を繋いでくれる事も

何気に 私にとっては

うれしい事であり・・・


「何、あの女・・・
たいして可愛くもないくせに」



そんな言葉が聞こえると

落ち込んでしまうけれど・・・



「あのガキども
暴れてねぇかなぁ・・・」


と心配する父親の顔も、


「春菜、キスしていい?」


と男になる瞬間も

全部 独り占めできてる私は

きっと最高の幸せ者だと思う。


輝樹も・・・・

私と同じ気持ちで

   ありますように。


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