ナンパ男との恋〜総集編〜
仕返しが怖いとか
そんな事じゃなくて・・・

今、輝樹と会う事で
何を口走ってしまうか分からない自分が怖い。

もしかしたら
本当に 忘れ物があったのかもしれないし、
いとこくんが言ってる事は 本当の事なのかもしれないけれど・・・

あの様子・・・は
やっぱり ひっかかる。

もしも、輝樹が来てしまったら・・・と考えると、
今ここに このまま待ってるなんて・・・今の私にはできない。

そのまま私は
逃げるように家を出た。


帰り際のコンビニに目を向けるけれど
いとこくんの車は見当たらない。

やっぱり・・・

とっさに 表から隠れるように
裏通りに入り
家に向かって 早足で歩く。

早足で歩くけれど
距離がある上に
裏道なんて、わけわからない道から帰ってるせいか
本当に 家に向かって歩いてるのか
まったく分からない。

何で、私
来ちゃったんだろう。

輝樹といとこくんが仲が良い事知ってたのに・・・


・・・っもう、疲れた。





< 242 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop