ナンパ男との恋
▼秘密
「え・・・ちょ・・・
て、てるき
待って・・・」

さすがに
いきなり
この展開は
私も 頭がついていかない。

「んー?待たない」

体の上に
重く圧し掛かられ
身動きのとれない私に
執拗にキスをし
首筋にまで降り注がれる。

「おっ、性感帯発見」

半分笑いながら
おもしろがっているけれど

身体中を愛撫され続ける私に
反論する元気も、
恥ずかしがる余裕すらもない。


「ん・・・
あ・・ちょ・・・」

「ここがいい?」

「ちがっ・・・
体、変・・・っ」

「うん?それがいいって事だろ。
まぁ・・・
こんくらいでいいか・・」

いつも以上に長く
責められ続け
動きたくも しゃべるのすら
ダルく思えてしまうくらい 
私は
もう、クタクタだ・・・

ようやく
この変な感覚から
解放される・・・

安心したような
満足したような
不思議な気持ちだ。

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