ナンパ男との恋〜総集編〜
「佐々木さん、
私にもメアド教えて~」

その様子を見ていた近くにいた女の子達とも
メアド交換をする・・・。


「え?マジ!?
佐々木さん 俺にも教えてよ」


たしかに、卒業したら
会うこともなくなるけれど、

こうして メアド交換して
どうするんだろう・・。


あまり話した事ない人達ばっかりなわけだし・・・


っていうか、全然話した事ない人とも
交換してしまってる自分が
意味分からない。

実際 連絡が来る事があったとしても
きっと、確実に顔と名前は一致しないだろう。

・・・考えてみたら

私の高校生活って
本当、数えるほどの友人しかいなかった気がする。


今更ながらに

私らしいと思えて
思わず 笑いがでてしまう。


あまり話した事ない人と連絡先の交換して、写真撮ったり、抱き合ったり

あんなに嫌ってた先生と話して 泣いてたり・・・

卒業式は 不思議な光景ばかりが目に飛び込んでくる。



なんて・・・

冷静に周りの光景を見てる

私は 冷めてるんだろうか・・・

・・・いや、

美香も どうやら
似たようなもので
周りを見ながら
私と目が合うと
大笑いしていた。




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