短編集

偽りの世界

私の名前は甘夢(あむ)だよ…?
美弥(みや)じゃない。

ーーーーーーーーーーーーーー

甘夢って呼ばれて目が覚める。

…私は甘夢じゃない。

…お母さん、娘の名前忘れたの?

ベッドから起きてお父さんに挨拶する。

ーおはよう

ーおはよう甘夢

お父さんも私の名前忘れたの?

私は美弥だよ?

玄関で待っててくれた幼なじみの大地(だいち)に挨拶する

ーおはよう

ーあぁ、おはよう甘夢

大地まで忘れたの?

私は美弥だよ?

昨日引っ越してきた双子の兄弟の太陽(たいよう)くんと大月(たいげつ)くんに挨拶する

ーおはよう

ーおはよう美弥

2人はちゃんと呼んでくれた

忘れてなかったんだね!!

…嬉しい

大地は不思議な顔をしているけど私は美弥だよ?

学校ではみんな甘夢って呼ぶ。

私は美弥なのに…

放課後太陽くんと大月くんと一緒に帰る。

幸せ

もうずっと彼等と一緒にいたい。

私は太陽くんに一目惚れだった。

それで2人っきりになったとき告白したの。

そしたらつき合ってくれることになった

幸せ幸せ幸せ幸せ幸せ

私達はいつでも一緒にいるようになった

でもある日大地と一緒にいた。

そしたら太陽くんも大月くんも怒ってしまって口も聞いてくれなくなった。

不安不安不安…怖い怖い怖い

………………………………………死にたい………………………

私は学校の屋上に言った下を見ると太陽くんと一緒のクラスで私の太陽くんとくっついていた女がいた。

あの女もまきぞいに………

ふと後ろから声がした。

ー死ぬな!甘夢

私は甘夢じゃないよ?

…さようなら大地

太陽くんと大空くんの世界へ

……二人が今日帰ってしまう死の世界へ

最後に突き放しても意味ないよ?






……………ーーーーーーーー

んん?眩しい

…お母さん?お父さん?

私は生きているの?

いやっ!!死にたい!死にたいのに…。

ふと太陽くんと大月くんの声が聞こえた気がした。

ー生きて…俺達の分も生きて

その瞬間私は涙を流した。

本当は初めから分かっていた

私が甘夢であることも

太陽くんと大月くんが死んでいたことも

大地が不思議がっていたのは名前じゃなく私が空に話しかけていたからだって言うことも

私がいたのかは偽りの世界だって言うことも…

さようなら…幸せな世界達…











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はい、意味不明!!

すみません蓮はもっと頑張ります!
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