好きなのに、好きだから

「やべぇ、服汚れちゃってる…」

男はとても申し訳なさそうに言った。

「大丈夫ですから、急いでるんでしょ?行ってください。」

あーあ。この服お気に入りだったけどな。でも、まぁ申し訳なさそうにしてるしいっか・

「でも…、じゃあ連絡先教えてくれません?また、改めて連絡…」

「ホントに大丈夫ですから!」

男の言葉を遮って私は走った、


男と話すなんて何年ぶりだろう…
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