イセイレ~乙女ゲームのモブに転生しました~
真っ白な空間。
彼女が居る場所は、そういうのが一番ピッタリだ。
何もない、ただ真っ白な空間。
何の変化もないその空間は、少女一人の不安をあおるには十分な空間だった。
『確か、私トラックに轢かれたんだよね??』
意識を失うまでの事を整理しながら、辺りを警戒する。
ホラー映画では、やつらは急に現れる。気を抜くわけにはいかない。
変な声を聞いた後だったためか、陽毬はホラー目線で辺りを警戒していた。