イセイレ~乙女ゲームのモブに転生しました~
「ず、ずいぶんな、挨拶だ、ね。僕、女の子恐怖症になりそう」
青年はその場にプルプルと蹲り、声色を震わせながら呟いた。
『あ、なんかスイマセン……』
あまりに痛そうにしているため、多少罪悪感が生まれ始めた陽毬は素直に謝った。
それからしばらくして、回復したのか青年はスッと立ち上がった。
「改めて、こんにちは、僕の名前は天希【アマキ】といいます。よろしく」
『よろしくお願いします』
つられて、挨拶してしまった。