スイーツ×デイズ
「同じ1年生……ですかね?」


「うん、1年4組です、ボク」 


「4組……」


彼女はボクの言葉に、少し顔を曇らせたような……気がした。


すると次の瞬間は、気を取り戻したように彼女は言った。


「ああ、教室遠いですね。私7組なので」


寸分の狂いのない、整った顔立ち、その小さな口唇の端をきゅっとあげて彼女は笑った。


綺麗なひとだな。
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