君が好き。2~大好きな彼と結婚する方法~
「まっ、まっさかぁ!」


だってあの藤原さんがだよ?浮気するわけないじゃない。光太君をジャニーズに入れる!とか、私にデレデレしながら『亜希子と仲良くしてくれー』とか言っていたのに?


「何かの間違いじゃないの?だってあの藤原さんがー...」


「浮気してたのよ。...間違いないわ。でなきゃ光太を連れて家を出てくるわけないでしょ?」


さっきとは違い、強ばった表情の橘さんを見てとてもじゃないけど嘘をついているようには見えなかった。


...じゃあ本当なの?本当に藤原さんが浮気を...?
えっ。相手は?
もしかして、もしかしなくても中山さん...?


「とにかく悪いけどしばらくお世話になるわ。...シャワー借りてもよくて?」


「えっ、えぇ」


動揺しつつも立ち上がり、お風呂場へと案内する。


「悪いわね。光太が寝ているうちに借りるわ」


えっと...。
とにかく落ち着こう。


橘さんがシャワーを浴びる音が聞こえる中、私の頭の中はパニック状態。


...友人のピンチの時、私は一体どうすればいいんですか?
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