平凡な生活を壊してくれたのは彼でした(^_^#)
*始まりは。*
『おはよー!!』




「「「おはよー。」」」




私、紅葉 椛(こうよう もみじ)は至って平凡な生活を送る″唯の″女子中学生だった。




毎朝、女子の友達と喋って、からかって、からかわれて。




恋愛面なんて無かったけど、まだ中三だしいいかなって思ってた。





「ねーねー、難波徹夜って知ってるー?」




「あー、鈴蘭の?」




『鈴蘭中学って有名な不良校だよね。』




「そーそー!昨日も喧嘩したんだって!

杉野浦(オリジナル)公園で、戦時中の人が怪我したんだって。」




鈴蘭中学に戦時中学。




どちらも有名な不良校で、この女子学園の周りは不良校が多い。




先程話に出ていた難波徹夜は、お兄さんがこの千葉の頂点に立つ不良だったとか。




引退してやめたみたいだけど…その跡継ぎって期待されているのが難波徹夜って訳。




放課後になって、朝の女子達とケーキ屋さんに行く。




「どれにするー?あたし、モンブラン!!」




「私はロールケーキにしようかな。

椛はどうする?」




『んー…やっぱイチゴのショートケーキかな。』




「あははっ好き過ぎでしょw

てか、また二個買うの?」




『また太るよなんて言うんでしょー?

ちーがーいーまーすー。

お兄ちゃんにもあげるの。

それじゃ、またね!!』




「「「ばいばーい」」」
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