ハダカの初恋
だからその後、親の都合で転校してからは
あたしはホントの自分を隠して『可愛い美砂ちゃん』を演じてきたんだ。
モテ女子は偽りの姿。
あんな悔しい思いをするくらいなら、一生演じ続けてやる。
そう思ってたのに。
なんで今になって、元凶があたしの前に現れるわけ――!?
「ヒマだからに決まってんだろ」
「……はぁっ!?」
友達に聞かれちゃマズいから晴人を連れ出したファストフード店の外。
まさかの再会に混乱するあたしに、晴人はあっさりそう言った。