一途な彼女と意地悪な彼
「はぁ。」
ムカついても仕方ないや。
元からわかってることなんだし。
今日はおかしかったんだよ。
祐介に誘われるとかおかしすぎるし。
「帰ろっかな…」
祐介が新って人と話してる間に帰ろ。
「あっ、ちょっとどこにいくの?」
祐介たちの友達の言葉を無視して、家路に向かう。
「ちょい…っ、何でお前帰んだよ」
しばらく歩いていると、後ろから祐介が走ってきた。
何で祐介がっ!?
「あの人たち、幼なじみって知ら無かったんだね」
「はっ?それがなんだよ。」
っとに!
こっちの気もしらないくせに!
なんて、当たり前なのに言いたくなる。
「別に!帰る」
「はぁ?」
あーあ。あたしって結構わがままなのかも。