一途な彼女と意地悪な彼



ガラッ__


「っ誰?」

今声を出したのは竜斗先輩だった。

「あれ、先輩。」

あたしは、さっきの会話は聞いていない。
あたしは、祐介が好き。
あたしは、別れなきゃいけない。

「つ、椿ちゃん?ど、どうしたの?」
「先生に頼まれていたプリントを取りに来たんですけど、ちょうど先輩に話があるの。」
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