幼い頃の小さな約束
「そうだね・・・。女の人にも、来てもらいたいんだけどな」
あたしがそう呟くと、理沙はうん、と相槌をうった。
とりあえず、仕事に戻らなくちゃ。
あたしは理沙にもう一度お礼を言うと、自分の持ち場に戻った。
「いらっしゃいませ~!ご主人様」
ようやく接客に慣れ始め、笑顔でメイドをすることが出来るようになった。
良かった~。一時はどうなることかと・・・。
あたしが溜め息をつくと、向こうの方が少し騒がしくなっていた。