幼い頃の小さな約束
木野君の噂は、学校中に届いたみたいだ。
ありえないほどの女子が、教室に入ってくる。
今度は、男の人がいなくなりそうだ。
「木野君、大丈夫?疲れてない?」
あたしは、あれからずっと働きっぱなしの木野君に、話しかけた。
彼のおでこは、うっすらと汗をかいている。
頬も赤みが増してきているし。目もうるうるしてる。
・・・いや、可愛いよ?
でも、疲れているんだったら、休まなくちゃ!
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