幼い頃の小さな約束




木野君の噂は、学校中に届いたみたいだ。


ありえないほどの女子が、教室に入ってくる。




今度は、男の人がいなくなりそうだ。








「木野君、大丈夫?疲れてない?」




あたしは、あれからずっと働きっぱなしの木野君に、話しかけた。

彼のおでこは、うっすらと汗をかいている。




頬も赤みが増してきているし。目もうるうるしてる。




・・・いや、可愛いよ?

でも、疲れているんだったら、休まなくちゃ!







< 153 / 262 >

この作品をシェア

pagetop