幼い頃の小さな約束
あたしは怖かった。誰かが、いなくなっていく事に。
木野君が消えてしまうんじゃないかって、一人でいるのが恐ろしかった。
誰かがいなくちゃ、あたしは危機に立ち向かうことが出来ない。
あたしは、自分が嫌いだ。
何も出来ない。人任せなこの性格が、大嫌いだった。
「ゆき!!どうかしたの?!」
理沙があたしに駆け寄ってくる。
そして、倒れている木野君に気がつくと、目を見開いた。
どんどん顔が、真っ青になっていく。