幼い頃の小さな約束
「亮太の馬鹿!昨日から、体調悪そうだったから休めって言ったのに・・・!」
理沙は泣いていた。顔を真っ赤にして、唇を震わせながら。
荒々しい言葉の中に、たくさんの思いやりを詰めて。
理沙の綺麗な涙が、頬を伝う。
ポタッと一粒が、木野君の目尻に落ちた。
木野君は、うっすらと目を開けて、理沙に笑いかけた。
「・・・まさか本当に、昨日から気づくとは思わなかったよ・・・。言われたとき、冗談かと思ったし・・・」