桜雨〜散りゆく想い〜
 雨の中僕はゆっくりと歩き始める。


 茜にだけは言って置こうと僕は携帯を取り出した。


 携帯を開くと画面に『受信メール1件』の文字。


 さっきの僕のメールに茜が返して来たメールだろう、とフォルダを開く。


 予想に反してメールは見慣れないアドレスからのものだった。


 そして本文は一言だけ書かれていた。


 『ありがとう』


 それだけだったが、何故か僕には誰からかわかった。


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