僕ヲ愛シテ

4o'clock

4o'clockが共同で生活をしているというマンションに着き、危ないからって理由で泊めてもらう事になった。

車の中で、4o'clockのメンバーと運転していた4o'clockマネージャー兼12o'clock経理さんと自己紹介をし合って、とりあえず名前だけ覚えた。


「ささ、上がれ上がれっ」
赤が似合う大雅さん。
2cm上の身長に劣等感。


ていうか皆…女の子なのに。
いいのかな、上がっちゃっても。

こんなに汚くなってしまった僕が上がっても。


「…ほら。早くおいで」

青ネクタイの優人さんが僕の手をとって上がらせる。


「いやぁ、イケメンやなユトは!」

そんな爽二さんを華麗にスルーして。

「はい、シャワー浴びといで。タオルとなんか着替え置いとくから」

「あ、ありがとうございます…」

案内された脱衣所で所々破けた服を脱ぐ。


皆…この事には触れないのかな。


触れられても困るのだけど。



鏡に映った自分の細過ぎる体と体中の痣を見て、どうしようもないくらいに、僕は堕ちていた事に気づかされる。

今日泊めてもらって、明日は早くに出よう。

皆さんに、迷惑かけられない。





でも、今日だけは甘えさせて。
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