掌編小説集

309.遊戯リバル

他を見下して排除して
ああはなりたくないと盲信する


ライバルを蹴落として
トップを往くならそれでいい




だけどそんな人間に
何かを守れるとは思えない



崇められるよりも
語り継がれる存在に




そんでもって特に頂点に立ちたい訳じゃない


人知れず世界を救ってみたいだけさ
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