掌編小説集

341.糸の様にか細く頼りない三日月でも私にとっては眩し過ぎる程とても明るい光だった

復讐してくれた貴方と
こんな私へは

引き金を引けなくても


あいつになら躊躇いなく引ける




それが私の正義





警察官として

人間として


間違っているのは分かっている



けれど私は貴方に言うの




ありがとうと
守ってくれてありがとうと
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