掌編小説集

428.神は誰が為にも采も振らない

弱い者に手を差し伸べる存在でもなく、



強い者を増長させる存在でもなく、



責任を取りたくない人間が造り出した都合のいい存在




良いことは神のお陰

悪いことは神の仕業


などと、煮え湯を飲まされたのは


霊験あらたかな神の方なのに


割りに合わないお役は御免を被りたいと



俯瞰で所感を述べた
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