掌編小説集

469.ブラフであっても気嵐の様なこの力が、レストアの扉を開く鍵になると信じて

力になりたいのに、
頼ってもらえるほどの力がない事に、
ずっと悔しい思いをしていた


重荷になっていることも分かっていた

それでも、
衣食住は面倒みてやるから好きなだけ落ち込んで泣け
と言ってくれたね


お願い
今更、虫の良い話なのは分かっている


それでもどうか、
どうかあの人の、
想いに応えさせてください
< 469 / 590 >

この作品をシェア

pagetop