掌編小説集
51〜100

51.守られるだけの傍観者

私は大方知っていた

でも報告はしなかった

憶測だったから

自分の目で確かめた事しか報告はしない

それが例えあの方に有利な情報でも


だってあの方とあの人の
敵にも味方にもなりたくなかったから
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