煙草とキス
「世那………」
ぽつりと呟いた言葉と共に
あたしの息が漏れる。
「………あたし、自分でも分からない…」
過去のメイと快斗の関係なんて、気にする必要ない。
過去は、何があろうと、過去のままだし
もう終わったことなのだ。
あたしはそう、ちゃんと分かっているはずなのに……
「こんなの……性に合わない…」
何故か涙を流す自分が
気持ち悪くて
世那にすがる自分が
情けなく感じた。
そしてあたしは
世那の腕の中から抜け出して、ベッドの中へ潜り込んだ。