ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
「書類の期限日とか、体育祭との準備の両立とか日頃の仕事とか何にも知らないでそういうこと言えちゃうんですもん」
「菜々子ちゃん、抑えよう、ね?」
隆裕の言葉に首をふった。
「…勉強すれば学年一位。
なんでも上手くいってますもんね」
「…なんでもな訳けないじゃん。あれはあたしなりに頑張ったから…」
「じゃあ、私はなんで報われないんですか?」
あたしはその言葉に驚いた。
「初恋も努力も何で実らないの?
挙げ句……挙げ句…」
菜々子ちゃんはハッとしたようにあたしたちの顔を見た。
「…か、帰ります!さっきのことは、えっと また今度にしてください!」
菜々子ちゃんが荷物も持たずに走っていく。
…………今までの違和感が紐解けた気がした。