ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。
「なぁ」
隆裕のシャツをぎゅっと掴んで引っ張る。
「あんま気ぃ抜いてると、本当にどっか行くぞ。…つーか行かせるけど。
お前みたいなのじゃ、幸せにできねぇな」
隆裕はその手を掴んで思いっきり陵くんをぶっ飛ばす。
「今俺に変な時間使わせんなよ」
その、隆裕の表情に陵くんは固まった。
「秋穂」
優しく手を掴むけど、その足はいつもより何倍もはやくて
廊下がどこまでも続いていく気がした。
「隆裕」
「ん?」
ゆっくりと減速する。
「あたし、大丈夫だから。菜々子ちゃんの気持ち、大切にしてあげてよ。」
「…俺…」
「帰るね」
隆裕はゆっくりと手をはなしてくれた。