ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。



「秋穂」



元の体勢に戻って


「どうした?」


って聞くと、「や、なんでも」



と言って俯く。



「秋穂の寝顔幸せそうだった」




「そりゃどーも」



「だから今週の土曜日親いないから僕の家でデートしよっか」



「そりゃどーも…え」



肘をついて笑う隆裕。




「どう?」



「…行く」



たまには素直に言ってみる。



すると彼は驚いたように目を見開く。





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