ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




この世はずるい。



隆裕との距離は感じる。



ずるい。



「そろそろ授業はじまるから戻らないと…」




「そうですね!それではまた後で!」




元気に走っていきながらもあたしと目があうと一瞬睨まれたような。




「戻ろ?秋穂」




頭の上にぽんと置かれる大きな手。




素直に頷いた。






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