盲目少女と人斬り集団
あれから月日は経ち
私が此処に来た季節に近付いてきた。
夏海『閑梛、キミへ文だよ、、、』
洗濯物をしていると
夏海先生が私の元へ訪れる
閑梛『文、ですか?
誰からです?』
夏海『新撰組からだよ。
キミを新撰組の〝女中〟にしたいそうだ。
何処でキミの情報を得たかは知らないが、
どうするんだい?』
新撰組、女中、、、
私は渡された文は読めはしないが
強く握り締めた
父様を殺した黒ずくめの人たちのこと
私の瞳を斬った男のこと
なにか、わかるかも知れない
私は夏海先生の方を向く
閑梛『この閑梛、明日から夏海先生から頂いた名〝凉梛〟と名乗り生きて行きます。』
決めました。
私はみんなの敵になるかも知れないけれど
私は元から彼方側
〝帰る〟と同じなのだ。
父様は死んでしまわれたけど
私に家族はいないけれど
敵が討てるのであれば
彼処へ行きます